ブルース・スプリングスティーンの娘が五輪米国代表 馬術障害飛越団体に出場

[ 2021年7月7日 08:22 ]

馬術障害飛越で初の米国五輪代表に選出されたジェシカ・スプリングスティーン(AP)
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 「明日なき暴走」「ボーン・イン・ザ・USA」などのヒット曲で知られる米ロック界の重鎮、ブルース・スプリングスティーン(71)と1991年に結婚したシンガーソングライター、パティ・スキャルファさん(67)を両親に持つジェシカ・スプリングスティーン(29)が東京五輪の馬術・障害飛越団体の米国代表(4人)に選出された。

 ジェシカは父が所有するニュージャージー州の牧場で4歳から馬術を始め、2012年のロンドン五輪では米国代表の補欠。2016年のリオデジャネイロ五輪でも代表入りを目指していたが選出されなかった。

 馬術は男女の区別なく行われる競技。ジェシカ以外のメンバーはマクレイン・ウォード(45)、ケント・ファリントン(40)、ローラ・クラウト(55)の3人でいずれも五輪経験者。このうちウォードは2004年アテネ、2008年北京両五輪で金メダル、リオデジャネイロ五輪でも銀メダルを獲得している。またクラウトも北京五輪の優勝メンバーで、ファリントンもリオデジャネイロ五輪で銀メダル。ジェシカは今回のメンバーの中ではクラウト、ウォードに次いで3番目にランクされており、五輪初出場ながら金メダルの期待を背負っての出場となる。 

 ブルース・スプリングスティーンと妻のパティ・スキャルファさんはもともとロサンゼルスに住んでいたが、ジェシカの兄エバン・ジェームズさん(30)と弟のサム・ライアンさん(27)が義務教育を受けるようになった1990年代、セレブを狙う「パパラッチ」から逃れるためにニューヨークから南に100キロほど離れたニュージャージー州コルツネック・タウンシップに移住。そこで広さ300エーカー(東京ドームの26個分)の牧場を手に入れていた。

 ジェシカはその後、名門デューク大(ノースカロライナ大)で学士号を取得。一時期モデルとしても活躍し、ファッション・ブランドの「グッチ」からの「乗馬アンバサダー」となっていた。

 なお東京・世田谷の馬事公苑で行われる東京五輪では12歳のドン・フアン・バン・デ・ドンケーブ号に騎乗することになっている。

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