金メダル候補の競歩男子50キロ・鈴木が五輪辞退、状態上がらず 勝木が繰り上げ出場

[ 2021年6月23日 05:30 ]

19年の世界陸上「男子50キロ競歩」で金メダルを獲得し笑顔で日の丸を掲げる鈴木雄介
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 日本陸上競技連盟は22日、東京五輪男子50キロ競歩代表の鈴木雄介(33=富士通)がコンディション不良のため五輪を辞退すると発表した。19年世界選手権を日本競歩陣として初めて制し、五輪も金メダル候補として期待されていた。18年ジャカルタ・アジア大会優勝の勝木隼人(30=自衛隊)が補欠から代表に繰り上がった。

 鈴木は酷暑の中で争った世界選手権の後、慢性的な疲労を訴えて20年3月を最後にレースから遠ざかっていた。今年春に練習を再開したが、負荷の高いトレーニングは難しい状況だったという。所属先を通じ「自分が望む結果を得るための状態まで仕上げていくことは困難と判断し、決断に至りました。皆さまの期待に沿うことができず心苦しい」との談話を出した。

 20キロで12年ロンドン五輪に出場し、15年に1時間16分36秒の世界記録を樹立。同年の世界選手権は股関節の故障で途中棄権。16年リオ五輪出場を逃した。戦列を離れ、引退も考えた約2年9カ月を経て、18年に実戦復帰し、19年から50キロに軸足を移していた。今後は現役を続け、22年世界選手権を目指す。

 日本陸連の麻場一徳強化委員長は鈴木の心情を「本当に厳しい決断だったと思う。いろんな葛藤があっただろうが尊重したい」とおもんぱかった。16年リオ五輪で初の銅メダルを獲得するなど、順調に力を伸ばしてきた日本の男子競歩勢にとっても大きな痛手だ。

 ◇勝木 隼人(かつき・はやと)1990年(平2)11月28日生まれ、福岡県出身の30歳。福岡・武蔵台高、東海大出、自衛隊。男子50キロ競歩では18年ジャカルタ・アジア大会で優勝し、19年世界選手権(ドーハ)は27位。

 ▼勝木隼人 自分のレースをして頑張ります。残された時間を有効に過ごして準備し、本番に挑みます。

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