元幕内・旭日松が引退会見「本当に入って良かった」、年寄「桐山」襲名

[ 2021年6月23日 05:30 ]

引退会見をする元旭日松(日本相撲協会提供)
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 11日付で引退し、年寄「桐山」を襲名した元幕内・旭日松(31)=本名・松嶋広太、友綱部屋=が22日、オンラインで会見し「(入門時は)不安で仕方ない毎日だったけど稽古環境に恵まれ、本当に入って良かったと思う」と16年間の土俵人生を振り返った。

 中学時代はレスリングの85キロ級で全国大会制覇。05年春場所で大島部屋から初土俵を踏み、小兵ながら激しい突き押しと最後の仕切りで大量の塩をまくパフォーマンスで沸かせた。幕内在位は4場所。17年名古屋場所で幕下に陥落後は糖尿病に苦しんだという。

 「気持ちだけは負けないと思っていたが、徐々に気力がうせていった」と目を潤ませる場面もあった。今後は友綱部屋の部屋付きとして後進を指導していく。

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2021年6月23日のニュース