三宅 5大会連続五輪出場!「21年間の総まとめ」日本人メダル1号で花道飾る、開会式翌日に49キロ級

[ 2021年6月16日 05:30 ]

5大会連続の五輪代表に決まった三宅宏実はオンラインで取材に応じた
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 日本重量挙げ協会は15日、東京五輪代表を発表し、女子49キロ級の三宅宏実(35=いちご)が名を連ねた。三宅は12年ロンドンでの銀メダル、16年リオデジャネイロの銅メダルを含め04年アテネから5大会連続出場となる。夏季五輪の日本女子では谷亮子(柔道)に並ぶ最多タイ記録。東京での現役引退を決意している35歳が、日本勢のメダル第1号にアタックする。

 開催国枠で選出された女子代表3人の中に、三宅の名はあった。「与えられたチャンスを最大限に生かして頑張りたい。一つでも順位を上げられるように、全力を尽くしたい」。柔道の谷以来、史上2人目となる夏季五輪の5大会連続出場を決めた35歳が、オンラインで静かに闘志を高めた。

 16年リオ五輪はスナッチで2度失敗という状況から銅メダル。当時抱えていた腰痛はその後も癒えず、右脚肉離れなど故障が相次いだ。昨年3月には、新型コロナウイルスの影響で東京五輪が1年延期に。「体力的、年齢的に事の重みを感じる。2年延期なら諦めていた」。偽らざる本音だった。

 最初の緊急事態宣言で自粛を強いられた昨春、実家での時間が前向きにさせた。床が抜けないよう、ゆっくりとバーベルを下ろす動きを繰り返し、「基礎の姿勢をつくってもらえた」と言う。その後に腰の疲労骨折もあったが、4月には1年半ぶりに国際大会に出場。最近はリオ以降では一番と言えるほど練習を積めている。

 49キロ級は開会式翌日の7月24日で、日本勢のメダル第1号の可能性も。「厳しい現状」と海外勢との差を自覚する一方、「試合は最後まで何があるか分からない」とも話した。00年シドニー五輪を見て競技を始めた中学3年生は、35歳で現役ラストの舞台へ。「21年間の総まとめというか、悔いのないように」。全力を尽くした先に、万感フィナーレが待つ。

 ▼三宅義信氏 とにかく5度、五輪に出場しただけで称賛もの。ご苦労さんとねぎらってやりたい。私は五輪4度で、それを超えたんだから、それだけで十分だよ。(宏実の伯父。64年東京五輪の日本選手団金メダル1号)

 ◇三宅 宏実(みやけ・ひろみ=女子49キロ級)1985年(昭60)11月18日生まれ、埼玉県出身の35歳。04年アテネから五輪5大会連続出場。12年ロンドンで銀、16年リオデジャネイロで銅メダルを獲得した。父の義行氏は68年メキシコ五輪銅。埼玉栄高、法大出。いちご所属。1メートル47。

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