【ケッパレ！東北福祉大・阿部靖彦監督】いつも通りの松山、いつもよりクラブ振った金谷

米男子ゴルフツアー　全米プロ選手権第1日 （ 2021年5月20日    サウスカロライナ州　キアワアイランドリゾート＝7876ヤード、パー72 ）

第1ラウンド、14番でティーショットを放つ松山
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　4月のマスターズに続くメジャー2連勝を目指す松山英樹（29＝LEXUS）は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73で41位発進となった。首位とは6打差。状態が悪い中でも崩れず粘りのプレーを見せた。金谷拓実（22＝フリー）は75で77位、星野陸也（25＝フリー）は76で97位と出遅れた。大会期間中、松山と金谷の恩師である東北福祉大ゴルフ部・阿部靖彦監督（59）のコラム「ケッパレ！」を連載する。

　松山はいつも通りのプレーを見せてくれました。マスターズで優勝して、ホッとした部分もあったようですし、2週間ほどはクラブを握っていませんでした。それでも気持ちを切り替えて試合に集中するのが松山英樹という男です。全く心配していませんでした。

　日本で会った時には精神的に成長したなと感じました。内閣総理大臣顕彰の顕彰式でも堂々と自分の思いを言葉にしました。メジャーで勝った自信が大きいのだと思います。

　もう一人の東北福祉大OB金谷にとってはプロ初のメジャーです。距離が長いからいつもよりクラブを振っているように見えました。こんなに難しいコースは初めてでしょう。いい経験を積んでくれればと思います。

　実は19日が私の誕生日で、23日が金谷の誕生日なんです。開幕前に金谷から「監督と僕の誕生日をお祝いできるようなプレーをします」とLINEのメッセージが届きました。期待して見守りたいと思います。