内村、五輪開催可否「考えないようにしている」 「どうやったらできるか考えて…」から心境に変化

[ 2021年5月15日 05:30 ]

笑顔で練習する内村航平
Photo By 代表撮影

 体操のNHK杯は15日、長野市ビッグハットで開幕する。種目別鉄棒に絞って東京五輪を狙う内村航平(32=ジョイカル)は14日、会場であす16日の演技に向けて調整。新型コロナウイルスの影響で夢舞台への逆風が強まっているが、「考えないようにしている。(五輪が)あるかないかは大事な問題だけど、目の前の練習と今、開催されている試合を全力でやるだけ。日々、考えながら過ごすと、そういう考えになった」と話した。

 昨年11月は開催に否定的な声を念頭に、「できないじゃなくて、どうやったらできるかを皆さんで考えて、そういう方向に考えを変えてもらえれば」とコメント。今は、考え抜いた末に「考えない」境地にいる。4月の全日本選手権では好演技を披露し、代表選考で好スタート。今大会は6月の全日本種目別選手権まで続く五輪ロードの“第3関門”となる。「一試合一試合、満足したものを出したい」と闘志を高めた。

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2021年5月15日のニュース