吉田優利「うれしい」自身初首位!リップ10本常備“コスメ番長”はベストドレッサー賞も狙う

[ 2021年5月15日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ほけんの窓口レディース第1日 ( 2021年5月14日    福岡県 福岡CC和白C=6335ヤード、パー72 )

18番、バディーパットを決め喜ぶ吉田(撮影・中村達也)
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 ミレニアム世代の吉田優利(21=エプソン)が7バーディー、1ボギーの66で回り、有村智恵(33=日本HP)と並ぶ6アンダーで首位発進した。プロ本格参戦1シーズン目の吉田にとって、各ラウンド終了時点の順位で自身初の首位。2打差の4位には20、21年シーズン5勝の稲見萌寧(21=都築電気)がつけた。

 最終18番で8メートルのバーディーパットをねじ込んだ。プロ23戦目の吉田が、初めて首位でラウンドを終えた瞬間。「うれしいです。今日は特にパッティングのライン読みも、ストロークも、転がりも良かった。ストレスなくプレーできました」と、口角を上げた。

 3番で3メートル、4番で6メートル、6番で4メートルと次々チャンスをものにした。前週は18位とまずまずも、パットに関しては「50点」。今大会前に辻村明志コーチ(45)と話し、パターのヘッドが外側から内側に入る「カット軌道」を修正。「良い時のイメージが出てきた」と66の好スコアにつなげた。

 今大会はファンのオンライン投票で決まる「ベストドレッサー賞」(賞金20万円)と「ベストスマイル賞」(同30万円)の特別賞が設定されている。実は吉田の化粧品や美容に関する知識はプロ仲間が参考にするほど有名で、ツアー中も10本のリップを持ち歩き、キャディーバッグにも4本常備。この日は暗めの赤色で決めた“コスメ番長”は、特別賞に「凄いテンション上がりました」と声を弾ませた。今回は無観客開催。ファン投票を得るためにも、上位で戦い続ける必要がある。

 前週は、同じミレニアム世代の西村優菜がメジャー初優勝。「優菜は本当に凄い。自分がうまくなるためには、と考えました」と刺激も受けた。世代3人目のツアー初優勝と特別賞初受賞に輝くべく、「毎日60台でプレーすればおのずと結果はついてくる」と表情を引き締めた。

 ◆吉田 優利(よしだ・ゆうり)2000年(平12)4月17日生まれ、千葉県市川市出身の21歳。日本ウェルネススポーツ大在学中。10歳からゴルフを始め、千葉・麗沢高3年時の18年に日本女子アマと日本ジュニアを制してアマ2冠を達成。名前の由来は「優しく有利に育ってほしい」。プロテスト12位。ここまでのツアー最高成績は4位。1メートル58、58キロ。血液型O。

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