カーリング北海道銀行「また1から頑張りたい」世界選手権11位で北京五輪出場枠獲得ならず

[ 2021年5月9日 10:35 ]

北海道銀行の(左から)船山、小野寺、吉村、近江谷、伊藤
Photo By スポニチ

  来年の北京五輪出場枠獲得が懸かるカーリング女子世界選手権(カルガリー)で1次リーグ敗退だった日本代表の北海道銀行が9日、オンライン取材に応じた。13試合をこなす長丁場で5勝8敗の11位。日本は1次リーグ突破6チームに与えられる出場権を獲得できず、9月の日本代表選考会を経て、五輪最終予選に臨むことになる。吉村紗也香は「このタイミングで世界と戦えたのは大きな経験になった。得た課題を共有しながらまた1からみんなで頑張りたい」と語り、小野寺佳歩も「よかった部分、改善点が明確になった。9月の代表選考会は短期決戦。しっかり準備をしたい」と切り替えた。

 北海道銀行は世界選手権の準決勝、決勝を観戦してから帰国し、隔離期間で今後のスケジュールを詰めていくという。今シーズンを終えて吉村は「コロナ禍でもコミュニケーションを取って今できることは何かを考えた。自分たちにプラスだと思っている。日本選手権も勝つことができた。1年の活動の積み重ねで世界で戦えるチャンスをつくれた。今後、こういう経験は貴重」と前を向き、小野寺も「技術、体力、精神面やコミュニケーションなどいろいろな部分を突き詰めて時間をかけてやることができた。試合での経験は少なかったが、他の部分のレベルアップは自分でもできた」と総括した。

続きを表示

2021年5月9日のニュース