小平智、首位に4打差5位、好位置で最終日へ

[ 2021年5月9日 07:48 ]

18番、ティーショットを放つ小平智(AP)
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 米男子ゴルフツアーのウェルズ・ファーゴ選手権(賞金総額810万ドル=約8億8290万円、優勝賞金145万8000ドル=約1億5892万円)は8日、ノースカロライナ州シャーロットのクウェイルホロー・クラブ(7521ヤード、パー71)で第3ラウンドを行った。

 首位に4打差の14位からスタートした小平智(31=Admiral)は7バーディー、4ボギーの68をマークし、首位と4打差の5位まで順位を上げた。首位に2打差の5位からスタートした米ツアー1勝のキース・ミッチェル(29=米国)がこの日のベストスコア66をマークし、通算9アンダーの首位に浮上。首位に2打差の2位にロリー・マキロイ(32=英国)、ゲーリー・ウッドランド(36=米国)が付けている。今大会は世界ランキング1位ダスティン・ジョンソン(36=米国)を除く上位5位までの4選手が出場する選手層の厚い大会となっている。

 「感動したし、日本人でもメジャーで優勝できるんだってことを証明してくれた。自分にも刺激になって凄くうれしい」

 松山英樹(29=LEXUS)のマスターズ優勝が力になっている。実測136ヤードの17番パー3でピン奥から10メートルのバーディーパットを沈めるなど、米ツアーのスポンサー・トーナメントでは最も難易度の高い上がり3ホールをイーブンパーで切り抜け、ホールアウト後、しばらくはクラブハウスリーダーの座を維持した。2018年のRBCヘリテージで米ツアー初優勝を果たし、世界ランキングも自己最高の27位へ急浮上したが、その後、米ツアーでは20位以内に入ることすらできず、現在の世界ランキングは485位。今季も不振は続き、17試合に出場して昨年10月のZOZOチャンピオンシップ35位が最高。今年に入って以降も11試合に出場して予選落ちが7度。前週のバルスパー選手権まで4試合連続で決勝進出を逃していた。

 目下の目標は現在182位のフェデックス杯ポイント・ランキングを少なくとも準シード圏内の150位まで上げること。この試合を仮に現状の5位で終えることができれば、153位まで浮上する見込み。このチャンスを生かしたい。

 松山英樹は出場していない。

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