ガトリンが10秒24で優勝 多田2着、小池3着 東京五輪テスト大会男子100メートル

[ 2021年5月9日 20:02 ]

<READY STEADY TOKYO-陸上競技>男子100メートル決勝、ゴールに駆け込む多田修平(右)とガトリン(同3人目)=撮影・小海途 良幹
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 陸上の東京五輪テスト大会が9日、東京・国立競技場で行われ、男子100メートル決勝は、04年アテネ五輪金メダル、17年世界選手権優勝のジャスティン・ガトリン(39=米国)が10秒24(速報値)で1着となった。多田修平(24=住友電工)は10秒26で2着、小池祐貴(25=住友電工)は10秒28で3着だった。

 優勝したガトリンは「少し足に不安があってスタートで出遅れたが、最後は落ち着いてレースをすることができた。東京五輪で最高の走りができるように、準備をしてタイムを上げていきたい」とコメントした。

 レース後にガトリンとハイタッチした多田は「優勝を目指していた部分があったので、0・02秒差で負けてしまってそこが悔やまれる点」と振り返り、「今季3戦目だが、試合を重ねていくたびに調子もよくなってきているので、この調子で日本選手権でしっかり勝てるように頑張っていきたい」と話した。

 ケンブリッジ飛鳥(27=ナイキ)は予選で10秒28をマークしたが、故障のため決勝を棄権した。

 この日夕方に行われた予選では、前日本記録保持者の桐生祥秀(25=日本生命)がフライングで一発失格となるハプニング。フライングのルールはスタートの合図から0秒1以内体が動いてしまうことで失格となるが、桐生は号砲から0秒068で反応していた。

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