バッハIOC会長の来日見送りへ 緊急事態宣言延長で聖子組織委会長「非常に厳しいのではないかと思う」

[ 2021年5月8日 05:30 ]

記者会見中にスタッフから耳打ちをされる東京五輪・パラリンピック組織委の橋本聖子会長(左)
Photo By 代表撮影

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)が今月に予定していた来日が見送られることが濃厚となった。東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が7日の会見で、東京都などの緊急事態宣言が31日まで延長された現状では「正直申し上げて非常に厳しいのではないかと思う。(宣言が延長された)期間中に来ていただくのは大きな負担をお掛けする」と困難との見解を示した。

 バッハ会長は17日に被爆地の広島市で聖火リレー式典に出席し、18日には東京で菅義偉首相らと会談する予定だった。しかし、日本国内の新型コロナウイルスの感染状況は厳しく、広島県でも聖火リレーの見直しが検討されている。「緊急事態宣言は東京五輪と関係ない」などの発言でイメージが悪いバッハ会長が強行来日すれば、世論の反発は抑えられないとの懸念が浮上していた。

 ただ、開幕まで80日を切った段階で視察を見送ったとなれば日本の感染状況は深刻と受け止められ、各国が選手団派遣に慎重になる可能性もある。

 《選手団にワクチン無償提供「違和感理解できる」》橋本会長は東京大会の全選手団に米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの無償提供が決まったことで、選手の優先接種は“特権”と受け取られるのでは、との指摘には「非常に違和感を感じる方がいらっしゃるというのは、私自身理解できる」と同意。その上で「できるだけ多く接種して来ていただければ、日本国民の安心、安全にも寄与する。選手の健康を守る意味でも、アスリートファーストの観点で進めていただければありがたい」と説明した。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2021年5月8日のニュース