バレー男子日本代表、有観客で紅白戦 チケット完売で2070人来場

[ 2021年5月8日 21:55 ]

紅白戦を行ったバレーボール男子日本代表
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 バレーボール男子日本代表の紅白戦の第1日が8日、群馬・高崎アリーナで有観客として行われた。日本バレーボール協会の発表によると、この日のチケットは収容可能な4158席のうちの50%を販売し、完売。来場者数は2070人だった。試合は高橋藍(19=日体大)や高梨健太(24=ウルフドッグス名古屋)らのいる紅組が3―0とストレートで勝利した。紅白戦は、あす9日も行われる。

 日本代表男子が有観客で試合形式の実戦を行うのは19年10月のW杯以来。コロナ下のため、客席は前後左右を1席ずつ空け、マスク着用とアルコール消毒などの感染対策が行われた。また、声援ではなく拍手で応援するよう、場内で注意喚起。試合後に行われた記者会見では選手がマイクを使用する度にアルコールで消毒された。

 高橋藍は「久しぶりのお客さんが入っての試合だったので、こうやって応援されて自分たちがプレーを発揮できることが当たり前じゃないことをあらためて感じた。試合ができることに感謝したいと自分の中で気づいた」。白組で出場した清水は「観客を入れての試合ということで、自分たちにとってはありがたい。世間がこういう中でも自分たちがやることは元気づけるプレー。試合を見ている中で、夢中になるようなプレーをやることが目的だと思う。暗い世の中だけど、少しでも元気を与えられるように、しっかりプレーで返していきたい」と思いを語った。


 紅白試合参加選手と組分けは以下の通り。

【紅組】

<セッター>
藤井直伸(東レ=29)

<アウトサイドヒッター>
高梨健太(24=ウルフドッグス名古屋)、高橋藍(19=日体大)

<オポジット>
西田有志(21=ジェイテクト)、大竹壱青(25=パナソニック)

<ミドルブロッカー>
小野寺太志(25=JT広島)、山内晶大(27=パナソニック)、福山汰一(27=ジェイテクト)

<リベロ>
山本智大(26=堺ブレイザーズ)

【白組】

<セッター>
関田誠大(27=堺ブレイザーズ)、大宅真樹(26=サントリー)

<アウトサイドヒッター>
福澤達哉(34=パナソニック)、柳田将洋(28=サントリー)、大塚達宣(20=早大)

<オポジット>
清水邦広(34=パナソニック)

<ミドルブロッカー>
李博(30=東レ)、高橋健太郎(26=東レ)

<リベロ>
小川智大(24=ウルフドッグス名古屋)

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2021年5月8日のニュース