男子ゴルフ 石川遼が「67」で4位浮上 首位と3打差の好位置で最終日へ

[ 2021年5月8日 16:30 ]

男子ゴルフツアー プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品第3日 ( 2021年5月8日    栃木県・西那須野CC=7036ヤード、パー72 )

<JPC by サトウ食品3日目>2番、ティーショットを放つ石川遼((撮影・沢田 明徳)
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 5打差11位から出た石川遼(29=CASIO)が7バーディー、2ボギーの67と伸ばし、通算12アンダーの4位に浮上した。首位と3打差の好位置で最終日を迎える。69で回った宮本勝昌(48=ハートンホテル)が通算15アンダーで単独首位を守った。

 67の好スコアでムービングデーを終えた。石川は「内容はすごく良かった。もっと伸ばせるチャンスはあったと思いますけど、そういう中でのこのスコアなので。あまり求めすぎてもダメですから」と納得の表情を浮かべた。

 5打差の11位からスタート。2番で第2打をグリーン奥2メートルに乗せてバーディーを先行させる。4番で1Wでのティーショットを左の林に入れてボギーをたたくも、続く5番ではフェアウエーの傾斜を利用して転がす技ありのアプローチで1メートルに寄せてバウンスバック。通算12アンダーで迎えた16番のバーディーで一時は首位に並んだ。続く17番で3パットのボギーとしたものの、一気に優勝戦線へと浮上した。

 「今日のプレー次第で優勝争いに絡めるのか大事だった」と気合を入れた1日。前日に1度も握らなかった1Wを、この日は3度使った。いずれもパー5で4番では左林、6番では左バンカー、11番では左ラフという結果。「左ファウルとセンターフライ2回が…。1回もフェアウエーに行っていないので、3打数無安打ですね」と笑いを誘ったが、6番ではバーディーこそ逃したものの2オンに成功、11番ではバーディーを奪った。最終日に関して「マネジメントをどうするかは、自分の様子を見て」と冷静。かみ合えば、さらなるビッグスコアも期待できる。

 19年12月の日本シリーズJTカップ以来のツアー通算18勝目も見える好位置。最終日に向けて「いい位置でスタートできるので楽しみ。明日の前半が終わってメンバーがそろうと思うので、そのメンバーに入れるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

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2021年5月8日のニュース