レスリング高橋昭五 あと1勝届かず五輪出場枠逃す

[ 2021年5月9日 02:14 ]

レスリング東京五輪世界最終予選第3日 ( 2021年5月8日    ブルガリア・ソフィア )

男子グレコローマン67キロ級の高橋昭五(右)=ソフィア(日本レスリング協会提供)
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 男子グレコローマンスタイル67キロ級の高橋昭五(26=神明精肉店)は準決勝でウクライナ選手に3―10で敗れ、2位までの五輪出場枠を逃した。

 高橋昭は試合終了とともに、肩で息をしながら相手選手の雄叫びを聞いた。3―1とリードして前半を折り返すも、第2ピリオドは投げ技などで9失点。4月の五輪アジア予選で初戦敗退した悔しさを胸に3試合を勝ち上がったが、初の五輪切符まであと1勝が届かなかった。

 今大会4階級に臨んだグレコの日本勢は87キロ級の角雅人(27=自衛隊)と97キロ級の奈良勇太(25=警視庁)が2回戦で敗れ、130キロ級の園田新(26=ALSOK)は3回戦で敗退。いずれも枠を獲得することができず、東京五輪の出場は6階級のうちすでに代表を決めている60キロ級の文田健一郎(25=ミキハウス)と77キロ級の屋比久翔平(26=ALSOK)のみとなった。女子は全6階級で、男子フリースタイルは6階級のうち4階級で出場を決めている。

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2021年5月8日のニュース