レイカーズが無条件のプレーオフ進出に赤信号 西地区全体6位から7位に陥落

[ 2021年5月8日 15:16 ]

トレイルブレイザーズのキャンターとリバウンドを争うレイカーズのデービス(AP)
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 昨季のNBAファイナルを制したレイカーズは7日、敵地ポートランド(オレゴン州)でトレイルブレイザーズと対戦したが、101―106(前半55―59)で敗れて37勝30敗。足首を痛めているレブロン・ジェームズ(36)は3試合連続で欠場し、アンソニー・デービス(28)が36得点を稼いだものの大詰めで試合をひっくり返すことができなかった。

 ここ6戦では5敗目で、38勝29敗となったトレイルブレイザーズと入れ替わって西地区全体で6位から7位に陥落。今季は地区全体6位までが無条件にプレーオフに進出できるが、7~10位は「プレー・イン・トーナメント」に回って1勝もしくは2勝しないとポストシーズンには残れないため、レイカーズは残り5試合となった段階で“崖っ縁”に追い込まれた。

 しかもトレイルブレイザーズとの直接対決は1勝2敗。「タイブレーカー」はトレイルブレイザーズの方で、レイカーズは同率の場合には順位が下になる。さらに西地区全体5位のマーベリクス(39勝28敗)とレイカーズのゲーム差は「2」だが、この日に所属のサウスウエストで11季ぶりのディビジョン優勝を決めたために(残り5試合で2位グリズリーズに5・5差)、地区全体順位以外でのプレーオフ進出の条件をクリア。「無条件枠」は6位の1つだけとなっており、昨季王者にとっては残り試合を1つも落とせない状況になってきた。

 東地区では1位の76ersが7連勝。バックスも5連勝を飾り、ネッツと同率ながら3位から2位に順位を上げた。

 西地区1位のジャズは4連勝。1ゲーム差で追う2位サンズもニックスに勝ってここ7戦で6勝目を挙げている。

 東地区11位のブルズは7位のセルティクスを下して連勝を飾って28勝39敗。八村塁(23)が所属する10位ウィザーズ(31勝36敗)とは3ゲーム差、渡辺雄太(26)が所属する12位ラプターズ(27勝40敗)とは1ゲーム差となった。

 <7日の結果>
*76ers(46勝21敗)109―107ペリカンズ(30勝37敗)
*ブルズ(28勝39敗)121―99セルティクス(35勝32敗)
*ホーネッツ(33勝34敗)122―112マジック(21勝46敗)
*ヒート(36勝31敗)121―112ティンバーウルブス(28勝47敗)
*バックス(42勝24敗)141―133ロケッツ(16勝51敗)
*マーベリクス(39勝28敗)110―90キャバリアーズ(21勝46敗)
*ジャズ(49勝18敗)127―100ナゲッツ(44勝23敗)
*サンズ(48勝19敗)128―105ニックス(37勝30敗)
*トレイルブレイザーズ(38勝29敗)106―101レイカーズ(37勝30敗)
スパーズ(32勝34敗)113―104*キングス(29勝38敗

 *はホームチーム

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