白鵬6場所連続休場に伊勢ケ浜親方が苦言「これから先もあまり期待できない」

[ 2021年5月8日 05:30 ]

横綱・白鵬
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 日本相撲協会は7日、大相撲夏場所(9日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。審判部の伊勢ケ浜部長(元横綱・旭富士)が報道陣の電話取材に応じ、6場所連続休場が決まった横綱・白鵬(36=宮城野部屋)について「正直言って、ここまで休まれていると、これから先もあまり期待できない状態。誰もがそう思うこと」と突き放した。

 今場所は弟子である照ノ富士が大関に復帰し、貴景勝、朝乃山、正代の4大関となった。この中で綱獲りに挑戦したのは昨年11月場所で優勝した貴景勝のみ。「白鵬がどうこうというより、まず今の大関が早く横綱に上がれるように頑張ってもらいたい」と新たな横綱誕生を期待した。

 白鵬は4場所ぶりに出場した春場所で、初日から2連勝したが膝のケガにより3日目から休場。3月19日、損傷していた右膝軟骨を滑らかにする内視鏡手術を受け、4月初旬にはゆっくりと歩くリハビリを開始。てっぽう柱を触るなどしつつ、4月下旬には軽い四股を踏み始めている。

 宮城野部屋関係者によると、進退を懸ける意向を示している名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)へ「もう一度、15日間戦う」と気力を維持しているという。

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2021年5月8日のニュース