内村航平、東京五輪へ出陣 羽生結弦と共鳴しながら

[ 2021年4月16日 05:30 ]

体操全日本選手権第1日 ( 2021年4月15日    群馬・高崎アリーナ )

全日本体操個人総合選手権の種目別で出場する鉄棒の練習でリラックスした表情を見せる内村
Photo By 代表撮影

 「冬の王」に刺激を受け、「夏の王」が夢舞台へのスタートを切る。五輪連覇の個人総合ではなく、鉄棒に絞って東京五輪金メダルを狙う内村航平(32=ジョイカル)が、16日の種目別トライアウトに向けてオンラインで取材に応じた。4回転半ジャンプの成功を目指すフィギュアスケート男子の羽生結弦(26=ANA)の姿勢に共感。H難度「ブレトシュナイダー」を決めて好発進する。女子個人総合予選は村上茉愛(24=日体ク)が56・266点で首位に立った。

 頂を知るアスリート同士だから、分かることがある。

 東京五輪の開幕まで100日を切り、16日に内村が夢舞台に向けて発進。「気負わずにやるべきことをしっかりやる。準備してきたものを出せれば、五輪がついてくる」。6月の全日本種目別選手権までミスが許されない選考を前に、静かに闘志を高めた。

 種目別に絞り、H難度「ブレトシュナイダー」を習得した。もちろん、選考でカギを握るのもこの大技で「ブレトシュナイダーが成功できれば、着地までいい流れでいける」と気合を入れる。

 30歳を超えてなお進化する姿に、フィギュアで人類初成功となる4回転半の成功を目指す羽生は刺激を受けたと明かしている。この日、内村は言った。「逆もしかり。僕も(羽生から)刺激をもらってやっている」と。

 採点競技、五輪連覇など2人に共通項は多い。誰もがうらやむタイトルを積み重ねた今、結果のみにモチベーションを求めることは難しい。「常に現状に満足しないでやっているということが4回転半だったり、僕の場合ブレトシュナイダーになると思う」と話したキングは、「凄く似ている」と続けた。

 内村が演技する16日、羽生は世界国別対抗戦の男子フリーに臨む。内村は午後7時前後、羽生は午後7時36分に登場。群馬と大阪、場所は違えど同時間帯に「夏の王」と「冬の王」が舞う。

 ▽種目別の東京五輪への道 種目別出場の個人枠は最大2(現時点で日本は1枠確保)。国内選考は全日本選手権の予選&決勝、5月のNHK杯、6月の全日本種目別選手権の予選&決勝の計5演技で実施。各種目の各演技で日本協会が作成する世界ランクで1位かつ0・2差以上のスコアに40点、1位30点、2位20点、3位10点、4位5点とポイントを与え、合計ポイントのトップが代表に。鉄棒の世界ランク1位のスコアは14・933点となっている。

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