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次は羽生結弦!松山、池江から新たな刺激「1秒に満たない瞬間でも…誰かの中に残る演技を」

[ 2021年4月15日 05:30 ]

練習中、ジャンプで転倒し笑顔の羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート世界国別対抗戦は15日、丸善インテックアリーナ大阪で開幕する。17年以来2大会ぶりに参戦する14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(26=ANA)は、世界選手権後の自主隔離中にゴルフの松山英樹、競泳の池江璃花子から力をもらっていた。世界初の大技4回転半ジャンプの投入こそ見送るが、新たな刺激を胸に日本チームを2大会ぶりの優勝に導く。

 今季を締めくくる国別対抗戦。「複雑な思いで今ここにいる」と大阪入りした羽生は、コロナ禍が拡大する状況でリンクに立つ意味を自問自答し、答えを導き出した。「誰かの何かしらの希望だったり、心が動く瞬間だったり。本当に1秒でもいい、1秒に満たない瞬間でもいい。何かしら誰かの中に残ったりする演技をすべきだなと思って、ここにいる」。

 世界選手権後にスウェーデンから帰国。前日まで14日間の隔離中は、自家用車でホテルとリンクの往復の日々。そんな中、羽生は新しい刺激を受けた。それがゴルフ・マスターズ日本人初制覇の松山であり、白血病を克服して東京五輪出場権を獲得した競泳の池江だった。

 東北福祉大出身の松山とは、過去に顔を合わせたこともある。「(テレビで)毎日見させていただいて、応援させていただいた」と言い「凄く誇らしい」と語る。五輪連覇を成し遂げた王者は、その価値を知る。「日本ゴルフ界に松山英樹さんという方がいた証を残した」と敬意を払った。

 池江には努力を再確認させられた。「努力は報われる」という池江の言葉を聞き「練習している時だけが努力じゃない」と感じた。「池江選手だからこそ感じた苦痛、悲しみ、喪失感を感じた日々は絶対に努力につながっていると思う。ぜひ自信を持ってオリンピックに挑んでほしい」。自身の思いをエールに込めた。

 隔離明けの影響もあり、完成を目指す超大技4回転半の投入は見送る。だが、この日の練習ではループなど4回転3種類に成功するなど軽快だった。「何かしらの意味を、国別対抗戦という場所をお借りして、プログラムを通して残していきたい」。日本チームの優勝、そして、自らが課したミッションに挑む。

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