橋本五輪相、ボランティア390人辞退に「参加したいと思っていただける大会を目指す」

[ 2021年2月9日 09:58 ]

橋本聖子五輪相
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 橋本聖子五輪相(56)が9日、閣議後定例会見を行った。東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)の女性蔑視とも取れる発言を受け、大会ボランティア約390人が辞退したことについて、「東京大会に参加したいと思っていただけるような大会というものを目指していくべき問題と受け止めております」と言及した。また、自民党の二階俊博幹事長(81)がボランティア辞退を「瞬間的なもの」とした発言については「ボランティアのみなさんに信頼され、一緒に東京大会に向かっていこうと思っていただけるような大会を再度つくりあげていこうという思いが込められた言葉と受け止めた」と述べた。

 さらに一連の発言を巡ってスポンサー企業からも厳しい意見が相次いでることについては「やはり組織委員会がワールドスポンサーを含めてしっかりとした説明責任を果たさなければいけないと思っている」とし、「主催都市である東京都、組織委員会をバックアップしてくのが政府の役割。多様性と調和、オリンピックの根本原則、女性地位の向上などを今まで以上に発信していくことをしなければいけない」と強調した。

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2021年2月9日のニュース