為末さん、森会長の女性蔑視発言で意見表明「理事会での処遇の検討を求めます」

[ 2021年2月9日 05:30 ]

元陸上選手の為末大氏
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言に関し、陸上男子400メートル障害の世界選手権銅メダリストで五輪に3度出場した為末大さん(42)が8日、自身の公式サイトで「私はいかなる性差別にも反対します。そして、理事会での森会長の処遇の検討を求めます」と意見を表明した。

 「沈黙は賛同である」という指摘を受け、自分が明確な意見を表明していないことを反省したという。日本のスポーツ界の現状について「多くの利害調整や重鎮への忖度(そんたく)が行われ、裏のすり合わせで着地点が決まる」と指摘し「私たちはこの機会に本気でこの課題に向き合い、誰もがオープンに議論に参加でき、きちんと現実を変えていける社会をつくるべきではないでしょうか」などと訴えた。

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2021年2月9日のニュース