JOC山下会長、森会長発言に「極めて不適切」も「改めて述べる必要はない」定例会見で言及

[ 2021年2月9日 16:13 ]

JOCの山下泰裕会長
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 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(63)が都内で定例会見に出席し、東京五輪組織委員会の森喜朗会長(83)の女性蔑視とみられる発言について言及した。

 「今回の女性蔑視と受け取れる発言は、いかなる種類の差別も認めないという五輪の根本精神に反するものである。私は極めて不適切だったと改めて強調したい」と語る一方で「森会長もこれを認めて撤回、謝罪しております。この発言自体の是非については改めて述べる必要はないと思っている」とした。

 また、森会長の発言を受けて東京五輪のボランティアの辞退者が相次いでいることに対し自民党の二階俊博幹事長(81)が「瞬間的」と表現したことについて、山下会長は「私自身は瞬間的なものと捉えてはいないし、捉えてはいけないもの」と指摘した。

 森会長の発言により組織委が理事会と評議員会による臨時の合同会合を週内にも開催する方向で調整していることについて質問が出ると、山下会長は「仮定の話ですが、もし開かれるなら参加したいと思っています」と述べた。JOCの山下会長は組織委の副会長を務めている。

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2021年2月9日のニュース