ラプターズの渡辺は古巣グリズリーズと対戦 無得点もチームは勝利 次は八村と激突

[ 2021年2月9日 13:12 ]

正面からジャンプシュートを放つラプターズの渡辺(AP)
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 NBAラプターズの渡辺雄太(26)が8日、メンフィス(テネシー州)で行われたグリズリーズ戦に途中出場。NBAデビューから2シーズン在籍した古巣相手に16分出場してオフェンス3本を含むチーム2位の7本のリバウンドをマークし、アシストとスティールも1つずつ記録したが、3試合連続で無得点に終わった。しかしラプターズは128―113(前半63―70)で勝利を収めて11勝13敗。勝負どころの第4Qで34―16と圧倒してロードで今季5勝目を挙げた。

 渡辺の放ったフィールドゴール(FG)は2本。第2Q開始28秒にペイント内の正面からプルアップでのジャンプシュートを放ち、第3Qの残り56秒にはスティールから自分でボールをフロントコートに持ち込んでシュートを試みたがともにリングに嫌われた。出場時間帯のチームスコアはプラス12点だった。

 ラプターズのニック・ナース監督(53)は第3Q残り3分2秒、トラベリングをコールしなかった審判への暴言で退場処分。主力ガードのカイル・ラウリー(34)も腰痛でわずか8分の出場(4得点)にとどまったが、パスカル・シアカム(26)とフレッド・バンブリート(26)がともに32得点をマークし、ノーマン・パウエル(27)も6本の3点シュートなどで29得点を稼いでチームを引っ張った。

 グリズリーズは9勝10敗。センターのヨナス・バランチューナス(28)が27得点と20リバウンド、昨季の新人王に輝いたガードのジャー・モラント(21)が18得点と9アシストをマークしたが、チームは7連勝のあと4連敗となった。

 なおラプターズは10日(日本時間11日)に敵地ワシントンDCでウィザーズと対戦。渡辺とウィザーズの八村塁(23)による通算3度目の「NBA日本人対決」が実現することになっている。

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