錦織 全豪12年ぶり初戦敗退も…手応え強調「復活の道のりとしては悪くないと思う」

[ 2021年2月9日 05:30 ]

テニス全豪オープン第1日   男子シングルス1回戦 ( 2021年2月8日    メルボルン )

錦織圭(AP)
Photo By AP

 8日の男子シングルス1回戦で、世界ランキング42位の錦織圭(31=日清食品)は同16位のパブロ・カレニョブスタ(29=スペイン)にストレート負けし、初出場の09年以来12年ぶりに初戦敗退を喫した。4大大会での初戦敗退は15年の全米オープン以来となった。

 右肩負傷からの復帰戦で2戦2敗だったATPカップから中1日。2年前の4回戦で4大大会で自己最長となる5時間5分の死闘を演じた相手に第3セットは一度もブレークできずに力尽きた。それでも「去年も含めて一番良いプレー内容。そんなに落胆していない。復活の道のりとしては悪くないと思う」と手応えを強調した。ホテルの部屋から出られない厳格な2週間の隔離生活でサーブに不安が残り、ショットは「振り切れていなかったり、まだまだ感覚は100%じゃない」が、球の伸びが安定し、第1、第2セットは粘ることができた。

 19年10月に右肘の手術に踏み切り、昨年9月に復帰も世界ランクは手術前の8位から42位まで落ちた。トップ10復活へ「今日のプレーで若干見えてきた」と浮上のきっかけを見いだしていた。

続きを表示

2021年2月9日のニュース