ロコ・ソラーレ、北京五輪切符へ圧勝発進 3月の世界選手権はコロナで中止

[ 2021年2月9日 05:30 ]

カーリング全農日本選手権第1日 ( 2021年2月8日    北海道稚内市みどりスポーツパーク )

チーム倉敷戦で、ショットを放つロコ・ソラーレの藤沢(c)JCA IDE
Photo By 共同

 男女1次リーグが行われ、女子で18年平昌(ピョンチャン)五輪銅メダルのロコ・ソラーレが、チーム倉敷を19―1で圧倒して好スタートを切った。ロコ・ソラーレは連覇を達成すれば、日本が22年北京五輪の出場枠を獲得した場合に五輪代表に決定する。世界連盟は8日、新型コロナウイルスの感染拡大で3月の世界選手権(スイス)の中止を発表。五輪枠を争うため、同選手権の代替開催や五輪予選の臨時開催などを協議する。

 世界一を目指すロコ・ソラーレが、日本選手権初出場のチーム倉敷に格の違いを見せつけた。第1エンドから得点を重ねると、不利な先攻の第5エンドには6点スチール。大量19得点に、6エンド終了で倉敷が“コンシード”で負けを認めた。スキップの藤沢は「氷の読みが大事と思っていて、しっかりできたのは収穫。次につながるいい試合だった」と笑みを浮かべた。

 ロコ・ソラーレは2年連続日本一になれば、北京五輪出場枠を争う国際大会の代表チームとなり、枠を獲得した際にそのまま五輪代表に決定する。3月の世界選手権の中止が発表され、今後も不透明だが、日本選手権が重要な大会であることに変わりはない。「しっかり食べて休んで、万全で臨みたい」と藤沢は9日以降を見据えた。

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2021年2月9日のニュース