女子セブンズ平野「時間掛かっても議論することは大切」森会長女性蔑視発言に言及

[ 2021年2月9日 20:41 ]

オンライン取材に応じた7人制ラグビー女子日本代表の平野優芽
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 今月6日から埼玉県熊谷市で合宿中の7人制ラグビー女子日本代表の平野優芽(20=日体大)が9日、オンライン取材に応じ、東京五輪に向けて「開催を信じて今も活動している。半年後のベストパフォーマンスとメダル獲得を目標にしている。達成できるように、1日1日を大切に過ごしたい」と抱負を述べた。

 今合宿は今月26日までの予定で、後半は宮崎県延岡市に場所を移す。コロナ下の代表合宿では、過去最長の3週間に及び、延岡では紅白戦も実施する予定。これまでは男子チームと練習試合を行っていたが、感染予防の観点から、現状で再開のめどが立っていない。それでも久しぶりの実戦を「課題や成果を確認したい」と歓迎。最近は熊谷での合宿が続いただけに、「暖かい宮崎に行けるのはうれしい。気持ちがリフレッシュできるのはうれしい」と話して相好を崩した。

 五輪代表を目指すアスリート、ラグビーサークルの一員、そして一女性として、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)による女性蔑視発言について所感を求められると、「話が長い、会議が長くなるのは、男女で差があったり、女性だからというのは関係ないかなと思った。あとはしっかり議論に対して、何か意見を言ったり、時間が掛かっても議論することは大切だと思う」と応じた。森会長に対しては「怒りを覚えたというのはない」と“罪を憎んで人を憎まず”の姿勢を示しながら、発言内容に対してはきっぱりと異議を唱えた。

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2021年2月9日のニュース