大坂なおみ 森会長発言に不快感「無知。コメントの背景を知りたい」

[ 2021年2月6日 15:34 ]

女子テニスギプスランド・トロフィー第6日 ( 2021年2月6日    オーストラリア・メルボルン )

大坂なおみ(AP)
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 肩の痛みのため、大事を取って準決勝を棄権した世界ランキング3位の大坂なおみ(23=日清食品)が6日午後、会見に臨み、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の女性蔑視発言について「コメントを読んだ。いいことだとは思わなかった」などと不快感を示した。

 大坂は前日の準々決勝後の会見で、森氏の一連の発言について「正直、まだちゃんと読んでいないから分からない。今夜読むから、明日聞いて」と回答を保留。一夜明け、8日開幕の全豪オープンに向けて試合は棄権したものの、「あのコメントの背景を知りたいし、彼の周囲の人たちの考え方を知りたい」と語った。

 国内外から組織委会長職からの辞任を求める声が高まっているが、同様の質問を向けられると「私はテニスプレーヤーだから…」と言って逡巡。はっきりとした回答は避けたが、「あのような発言をする人は、もっと知識を深める必要があると思う。あの発言はとても無知に感じる」と鋭く指摘した。

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2021年2月6日のニュース