大坂 全豪OP前哨戦ストレート4強!“森会長発言”は「今夜読むから明日聞いて」

[ 2021年2月6日 05:30 ]

女子テニス ギプスランド・トロフィー第5日 ( 2021年2月5日    オーストラリア・メルボルンパーク )

ストレート勝ちで準決勝に進出した大坂(AP)
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 新型コロナウイルスの影響で1日の中断を挟んで再開し、シングルス準々決勝は世界ランキング3位で第2シードの大坂なおみ(23=日清食品)が同79位のイリーナカメリア・ベグ(ルーマニア)を7―5、6―1で下して4強入りした。6日の準決勝はエリーズ・メルテンス(ベルギー)と対戦する。選手らが利用するホテルで新型コロナ陽性者が出たため4日の試合は全て延期となり、再開後は時間短縮のためマッチタイブレーク方式に変更された。

 大坂が右肩上がりの内容で昨年の全米オープン前哨戦から続く連勝を14に伸ばした。新型コロナの影響で急きょ前日の試合が中止となったが「休憩があったら良いと思っていたし、昨日は一日中ゴロゴロしていた」。そのマイペースな言葉同様、試合でもアクシデントの影響を感じさせなかった。

 第1セットは互いにサービスゲームをキープし合う展開にも焦りを見せず、第12ゲームでブレークに成功し先取。相手を攻略した第2セットはサーブで主導権を握り、1―1から5ゲーム連取と圧倒した。日中で屋外の試合だった2、3回戦から夜の室内コートに変わったことにも「違う方が楽しい」と適応し、「未知の相手を知ることは楽しかった。試合をやるごとに良くなっている」と充実感をにじませた。

 試合後の会見では東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言についても質問が飛び「正直まだちゃんと読んでないから分からない。今夜読むから、明日(試合後に)聞いてみて」と応じた。2度目の優勝を飾った昨年の全米では黒人差別への抗議として黒マスクを着用するなど人種差別問題に関して積極的に発信しただけに、今回の発言にも注目が集まりそうだ。

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2021年2月6日のニュース