【荒磯親方 真眼】大栄翔よ、邪念に惑わされず今までやってきたことを信じろ

[ 2021年1月24日 06:00 ]

大相撲初場所14日目 ( 2021年1月23日    両国国技館 )

玉鷲(左)をはたき込みで破る大栄翔(撮影・郡司 修)
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 首位に並んでいた2敗の2人は明暗が分かれました。大栄翔は最後こそ引く形になりましたが、押し込んでからのもの。相撲自体は悪くありません。逆に、正代は決められるチャンスを決め切れず、相手に残されたことで形勢が悪化し、大きな一番を落としました。大関復帰へ負けられない照ノ富士の「気持ち」が勝ったとはいえ、何か大栄翔に勝利の女神がほほ笑みかけているようにも見受けられました。

 大栄翔は1差リードしての千秋楽。相手の隠岐の海は、私が一緒に稽古した印象では突き押しには強いタイプ。相手の力を出させないように取ることができるだけに、安心できません。もちろん、大栄翔もここまで来たら、やることは決まっています。勝てば優勝なので、目先の一番に集中できると思います。

 15日間、完璧な相撲ばかりを取ることはできません。今場所の大栄翔は危ない相撲も拾ってきたことを評価したいし、それができているからこそ14日目で単独トップに立てたわけです。邪念や周囲の声に惑わされず、今までやってきたことを信じる。それだけでしょう。(元横綱・稀勢の里)

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