大栄翔 2敗守り埼玉出身者初優勝へ王手!平幕が単独トップで千秋楽迎えたら“V率92%”

[ 2021年1月24日 05:30 ]

大相撲初場所14日目 ( 2021年1月23日    両国国技館 )

玉鷲(左)を攻める大栄翔(撮影・島崎忠彦)
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 平幕・大栄翔が玉鷲をはたき込んで2敗を守り、大関・正代は関脇・照ノ富士に敗れて3敗となったため、大栄翔が単独トップに立った。平幕が千秋楽をトップで迎えるのは昨年7月の照ノ富士以来。千秋楽の隠岐の海戦で勝てば文句なし、正代が朝乃山に負けても、大栄翔の初優勝が決まる。照ノ富士は三役として2場所連続で2桁勝利し、大関再昇進に一歩近づいた。

 自分の相撲とは何かと問われ、大栄翔は自信満々に言い放った。「立ち合いでしっかり当たって、回転よく突っ張りで攻める」。同じ突き押しの玉鷲戦。激しい攻防は、相手いなしでバランスを崩されながらも、土俵際を左足一本で残し、はたき込んだ。引き技は墓穴を掘る可能性もあったが「前に攻め込んでいたので良かった。これが自分の相撲」と納得の表情を浮かべた。

 後半は一気に前に出る相撲が減った。重圧との戦いも、2敗目を喫した11日目の取組後に「硬くなって悔いだけが残る。自分の相撲を取ることしかない」と切り替えた。八角理事長(元横綱・北勝海)は「(引いた場面は)無理に行くと逆に自分が突き落とされる。そういう意味で勝負勘も良かった」と評価した。

 埼玉県出身初の優勝へ、出身地の朝霞市も盛り上がりを見せる。きょう24日に関係者が市役所に集まりテレビ観戦でエールを送る。小学校時代に朝霞相撲錬成道場で大栄翔を指導していた高橋昭二郎さん(93)は「自分の力を出し切って地元を盛り上げてほしい」と期待を寄せた。

 取材を終えた直後、2敗で並んでいた正代が敗れ、再び単独首位に立った。15日制導入後、単独トップの千秋楽で優勝を目指した平幕は過去13人。うち12人が賜杯を抱いた。その千秋楽は、過去8勝10敗ながら最近は4連勝している隠岐の海との一番。「いい感じの緊張感でやれている。何番取ろうが、強い気持ちで自分の相撲を思い切って取り切るだけ」。全ての邪念を振り払って、初優勝への扉をこじ開ける。

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