羽生結弦「ベターでなくベストな練習ができた」公式練習で新フリー「天と地と」初披露

[ 2020年12月24日 14:18 ]

<全日本フィギュアスケート選手権公式練習>公式練習に臨む羽生結弦(撮影・小海途 良幹)=24日、長野市ビッグハット
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 フィギュアスケート全日本選手権の開幕を25日に控え、男子で14年ソチ、18年平昌と五輪連覇の羽生結弦(ANA)が24日、長野市ビッグハットで午後0時45分から始まった公式練習で調整した。「まだ感覚をつかめてないところもありましたけれども、ある意味、それもまた新鮮。ホントに僕にとっては、久しぶりのことだったので楽しい感覚もありました」と振り返った。

 今季初戦に挑む新曲は、ショートプログラム「Let Me Entertain You」、新フリー「天と地と」。曲かけでは、和風ナンバーの「天と地と」を流した。

 冒頭のループは抜けたが、4回転サルコーを決め、続く3回転半―2回転トーループ、3回転ループを次々と決める。トーループの4回転―3回転を決めた後に曲かけが終わったが、そのまま通し練習を継続。4回転トーループ―1回転オイラー―3回転サルコー、3回転半を跳んだ後に中断した。

 その後はループ、サルコー、トーループの4回転に着氷。ステップやスピンの感触も確かめて30分の時間を終えた。25日のSPから勝負が始まる。羽生は「表彰台の真ん中に立ちたい気持ちは強くあります。完全な練習ができているとは言いがたいですけど、自分の中ではベターでなくベストな練習ができたと思っている。昨年とは違って体力もしっかりあるので、いいコンディションを保ちながら全力で頑張ります」と力を込めた。

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