優勝20回の能代工、初戦敗退 現校名最後の全国大会飾れず

[ 2020年12月24日 05:30 ]

第2クオーター、プレーする能代工・上村(中央)(JBA提供)
Photo By 共同

 バスケットボールの全国高校選手権第1日は東京体育館などで男女各60チームが出場して開幕し、男子で20度の優勝を誇る能代工(秋田)は九州学院(熊本)に72―77で敗れた。来春から「能代科学技術」へ校名変更が決まっており、現校名では最後の全国大会だった。

 現校名では最後の全国大会で早々と敗退した能代工・小野秀二監督は「節目だった。少しでも多く試合がしたかった」と唇をかんだ。全国高校総体、国体を合わせると58度の日本一に輝き、96~98年には田臥勇太(宇都宮)を擁し、3年連続の高校3冠を達成。来春の「能代科学技術」への校名変更を控え、注目されていたが、第3クオーターを終えて64―52とリードしながら最後の10分で逆転を許した。主将の中山玄己は「日本一を目指していた。悔いが残る」と視線を落とした。

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2020年12月24日のニュース