【羽生結弦、語る】葛藤の末に出場決断「僕自身の希望を何とかつなぐために」

[ 2020年12月24日 13:56 ]

<全日本フィギュアスケート選手権公式練習>公式練習に臨む羽生結弦(撮影・小海途 良幹)=24日、長野市ビッグハット
Photo By スポニチ

 フィギュアスケートの全日本選手権は25日、長野市ビッグハットで開幕する。24日は会場で公式練習が行われ、男子で14年ソチ、18年平昌と五輪連覇の羽生結弦(ANA)が調整した。新型コロナウイルスの影響でグランプリ(GP)シリーズを欠場した羽生にとって、今大会は今季初戦となる。練習後、オンラインで取材に応じた。

 ――公式練習を終えての感触、全日本出場に至った経緯は
 「久しぶりに複数の人数でリンクに乗って練習したので、まだ感覚をつかめてないところもありましたけれども、ある意味、それもまた新鮮で。ホントに僕にとっては、久しぶりのことだったので、ホントに楽しい感覚もありました」

 ―GPは欠場した。全日本出場への経緯は
 「まあ、別に考えは変化していないです。はっきり言ってしまえば、やはり自分として、自分個人の考えとしては、やっぱり、なるべく、その、感染につながるような行動はしたくない、と。で、現状、今この全日本につれて、どんどん、まあ、第3波、いわゆる第3波と言われる波が来ている状態の中で、僕が出ていいものかということは、かなり葛藤がありました。ただ、どうしても、ま、世界選手権に向けて、四大陸がなくなってしまったので、まずは世界選手権の選考会として、この試合を必須として出なくてはいけないので、まあ、そうですね、僕自身の希望を何とかつなぐために、出させていただいたっていうような感じです」

 ――コロナ禍の練習状況、日々の過ごし方は
 「まあ、毎日1人で、コーチなしで練習をして。ただ、あの、そうですね、ケアとかも難しかったですし。まあ、なるべく家族以外とは、ほぼ接触はしていないですし。ほんとに外に出て行くということがまったくなかったんですけれども。でも、それでも、僕にとってはスケートに集中できる環境でしたし、あの、いい練習はできたんじゃないかなと思っています」

 ――1人での練習の難しさは
 「やはり、悩み始めるとどうしても自分の負のスパイラルに入りやすいなとは思っていたんですけれども。でも、その中でうまくコントロールする術だったりとか、まあ、1人だからこそ、深く分析したりとか。また、自分が外的要因じゃなくて、自分の原因の中で、どういう風に調子が悪くなっていくのかとか、どのように調子が良くなっていくのかとか、そういうことを経験する、いい機会になりました」

 ――今季のプログラムの見どころ、ジャンプ構成は
 「フリーに関しては4回転ははループとサルコー、で、後半に4回転トーループを2本い入れるつもりです。で、ショートは前半に4回転サルコーと4回転トーループ、3回転トーループのコンビネーション、,後半にカウンターからトリプルアクセルをやる予定です」

 ―表現したいこと
 「きょうやったフリーに関しては、とにかく、あの、もちろん、題材となるストーリーはあるんですけど、もちろん伝えたいストーリーとかあるんですけど、そういうのに縛られずに、ホントに、見て頂いた方の感触というか、何かその方々の中にある背景に訴えかけられるものがあればなと思っています。ショートに関しては、きょうまだやっていないですけど、あの、そうですね、それこそ何か、わき上がるような感情があればうれしいです」

 ――今大会の目標は
 「もちろん、表彰台の真ん中に立ちたいという気持ちは強くあります。昨年とは違い、完全な練習ができているとは言いがたいですけど、自分の中ではベターじゃなくてベストな練習ができたと思っていますし、昨年とは違って体力もしっかりあるので、いいコンディションを保ちながら、全力で頑張ります」

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝)」特集記事

2020年12月24日のニュース