ラプターズも黒星 準本拠地タンパで苦杯 渡辺雄太はベンチ入りも出場機会なし

[ 2020年12月24日 12:31 ]

レイアップに持ち込むラプターズのシアカム(AP)
Photo By AP

 移動の際に義務付けられる自主検疫を回避するためにカナダのトロントからフロリダ州タンパに本拠を移したNBAのラプターズは23日にペリカンズと開幕戦を行ったが、99―113(前半57―50)で敗れて“準ホーム”での初戦は黒星となった。

 ラプターズは前半で7点をリードしながら第3Qで22―38と失速。パスカル・シアカム(26)が20得点、カイル・ラウリー(34)が18得点と10アシストをマークしたが、昨季17・6得点で3点シュートの成功率39・0%を記録していたフレッド・バンブリート(26)は8得点に終わり、放った8本の3点シュートのうち決まったのは2本にとどまった。

 昨季の最優秀監督に選出されたニック・ナース監督(53)は開幕戦でベンチ入りした15人中12人の選手を起用したが、「2―WAY契約」でチームに残留した渡辺雄太(26)の出番はなかった。

 新型コロナウイルス感染拡大に対処するため、試合当日にベンチ入りできる選手数は昨季から2人増えて15人。契約下にある選手を17人抱えるラプターズでは8月に膝を手術しているスモールフォワードのパトリック・マコー(25)の復帰のめどが立っておらず、ドラフト2巡目(全体59番目)で指名した新人ガードのジェイレン・ハリス(22)は渡辺同様に「2―WAY契約」を締結している選手で、当面、渡辺はベンチ入りするものと見られている。

 ラプターズを下したペリカンズでは、最も進歩した選手に与えられるMIPを昨季に受賞しているブランドン・イングラム(23)が24得点、9リバウンド、11アシスト、3スティールをマーク。昨季にドラフト全体トップ指名を受けたザイオン・ウィリアムソン(20)は15得点、10リバウンドを稼ぎ、ベンチから出たベテラン・シューターのJ・J・レディック(36)が3点シュートを11本中6本成功させて23得点をたたき出した。

 なおラプターズは26日、敵地サンアントニオ(テキサス州)でスパーズと今季第2戦を行うことになっている。

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月24日のニュース