白鵬、1年ぶり綱打ちに気持ち高める 初場所へ「若手の壁になる」

[ 2020年12月24日 05:30 ]

新しい綱を締める横綱白鵬(代表撮影)
Photo By 代表撮影=共同

 大相撲の白鵬(35=宮城野部屋)の綱を新調する綱打ちが23日、都内の同部屋で行われた。新型コロナウイルスの影響で、1年ぶりとなった恒例の儀式を見守った横綱は「いよいよだなという気がする。初心に戻るというか、若手力士たちが綱打ちをする音を聞いてエネルギーを感じたかった」と気持ちを高めた。

 2場所連続で全休した11月場所後、横綱審議委員会から「注意」を決議された。今年全5場所(夏場所は中止)で皆勤したのは優勝を飾った3月の春場所のみ。完成した綱で土俵入りの確認をし、「綱を締めて一番長く横綱として務めてきたわけですから。誰よりもその意味を知っているつもりだし、しっかり責任を全うしたいと思う」と意欲をのぞかせた。

 初場所は賜杯を目指すだけでなく、綱獲りの大関・貴景勝の“壁”としても土俵に上がる。「結果を出していきたい。もちろん若手の壁になりつつ」と表情を引き締めた。

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2020年12月24日のニュース