米フロリダ州で感染者が急増 ここ7日で6回目の1万人突破 スポーツ界への影響必至

[ 2020年12月23日 12:31 ]

 人口2400万人を抱える米フロリダ州で22日、新たに1万434人が新型コロナウイルスに感染。74人が死亡し、検査での陽性率は8・78%に達した。1日の感染判明者が1万人を超えたのは12月に入って12回目。ここ7日間では6回目となった。

 すでに同州では人口の5%に相当する122万人の感染が判明して2万人以上が死亡。高齢者の比率が高く、州当局がとくに厳格な感染対策を取っていないことから、今後もその数は増加すると見られている。

 地元メディアによれば、マイアミを含む南部マイアミ・デード郡での陽性率は22%にまで達しており、スポーツ界への影響も必至。フロリダ州には現在シーズン中のNFLに所属するドルフィンズ(マイアミ)、ジャガーズ(ジャクソンビル)、バッカニアーズ(タンパ)の3チームが本拠を置いており、来年2月7日のスーパーボウル開催地はバッカニアーズの本拠地「レイモンド・ジェームズ・スタジアム」とあって、感染拡大に歯止めがかからない場合には難しい運営を迫られそうだ。

 22日に開幕したNBAでもヒート(マイアミ)とマジック(オーランド)がフロリダ州に本拠を構え、渡辺雄太(26)が所属するラプターズは本拠地トロント(カナダ)が出入国の際に義務付けられている自主検疫のために使えずにタンパを準ホーム化。検疫は回避できるものの、トロント(21日に4・7%)と比べて陽性率の高いエリアでのシーズンインとなる。

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2020年12月23日のニュース