TEAM RAIDEN/雷電“ママ雀士”黒沢咲「最近皆上向いてきている」 Mリーグ2020

[ 2020年12月23日 12:00 ]

今季最高スコアで連勝したTEAM RAIDEN/雷電の黒沢咲
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 麻雀プロリーグ戦「大和証券Mリーグ2020」は22日までに92試合が行われ、TEAM RAIDEN/雷電が-135・2ポイント(P)の6位につけた。黒沢咲は14日2回戦では今季最高スコアとなる8万1300点で今季4勝目を挙げた。個人順位はチームトップの7位とし、今後も活躍が期待される。

 圧勝だった。佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)らと対戦した黒沢は、東場では1回の放銃を挟んで3回のアガリを見せ5万点に迫るスコアを獲得。南2局5本場では、珍しく鳴くなどして親の佐々木からロン。白・ホンイツ・赤の8000点(+1500点)を加えた。

 迎えた南3局では、「ドラがたくさん集まって、いけいけという感じで手牌が来てくれたのでとにかく攻めようと思った」。配牌でドラが2枚、さらに赤を3枚引き、テンパイ。ダマテンでもアガれば跳満以上の十分な状況にもリーチし、リーチ・ツモ・平和・ドラ2・赤3の2万4000点をゲットした。最後の南4局1本場も、リーチ・ツモ・ドラ3の満貫で締めた。

 圧巻のアガリ6回、8万点超え、+101・3Pに「終始攻めて大きなトップが取れて良かったです」と笑顔を見せた。11日には瀬戸熊とチームで連勝、続くこの日はとんかつを食べて気合を入れて臨んだが、自身の連勝でチーム順位もその時点では5位に上昇。“セレブ”と呼ばれ、今年7月に長女を出産したママ雀士は「最近皆上向いてきている。この勢いで年内を終えられたら」と前を見据えた。

 黒沢は17日1回戦、瀬戸熊は21日2回戦で4着となったが、今季未勝利、個人順位最下位と苦しむ萩原聖人は17日2回戦、22日1回戦と続けて惜しくも2着と復調気配を見せている。リーグは折りかえしたばかり。18年7位、昨季6位のTEAM RAIDEN/雷電が輝きを放つのは、これからだ。

【総合順位】
 (1)EX風林火山
 (2)渋谷ABEMAS
 (3)KONAMI麻雀格闘倶楽部
 (4)赤坂ドリブンズ
 (5)KADOKAWAサクラナイツ
 (6)TEAM RAIDEN/雷電
 (7)U―NEXT Pirates
 (8)セガサミーフェニックス

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2020年12月23日のニュース