畑岡奈紗、今季最終戦ノーボギー締め「やっと良い感覚戻った」

[ 2020年12月22日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー CMEツアー選手権・最終日 ( 2020年12月20日    フロリダ州ティブロンGC=6556ヤード、パー72 )

最終ラウンド、ホールアウトする畑岡奈紗(共同)
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 50位から出た畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)は3バーディー、ボギーなしの69で回り、通算1アンダーの38位で今季最終戦を終えた。12戦に出場した今季の最高成績は2位で、獲得賞金85万4024ドル(約8830万円)は5位だった。大会は2位から出た世界ランキング1位の高真栄(コジンヨン、25=韓国)が66で逆転し、通算18アンダーで通算7勝目。今季出場4戦で約167万ドル(約1億7250万円)を稼ぎ、2年連続の賞金女王に輝いた。

 スイング時の頭の位置を調整し、3日間60%台だったパーオン率が最終日は89%と安定。畑岡はショットの精度を取り戻し、危なげなくスコアを3つ伸ばして1年を締めくくった。

 「ちょっと遅かったなという気持ちはあるが、やっと良い感覚が戻った。ノーボギーは良かったと思う」

 米ツアー参戦4季目の今年は1月の開幕から2大会連続の2位。10月の全米女子プロ選手権でも3位と出場12戦でトップ10は5度を数えたが、優勝には一歩届かなかった。新型コロナウイルスによるツアー中断期間もあり、変則的な日程で調整の難しさにも直面。17年以来の米ツアー未勝利に終わり、「優勝できなかったのは残念」と悔しさをにじませた。

 一方、世界最高峰のツアーで賞金ランクは5位。プレー面でも「飛距離がアップした」と収穫もあった。目下の課題はショートゲームの強化。「もっとレベルアップしていけたら。来年は勝てるように頑張りたい」と1カ月後に開幕する新シーズンに視線を向けた。

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2020年12月22日のニュース