渋野日向子 第2Rは67 単独首位でホールアウト 全米女子オープン

[ 2020年12月12日 05:14 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子オープン 第2日 ( 2020年12月11日    テキサス州ヒューストン・チャンピオンズGC=パー71 )

全米女子オープン第2日、笑顔を見せる渋野(AP)
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 1打差2位から第2ラウンドをスタートした渋野日向子(22=サントリー)が6バーディー、2ボギーの67と伸ばし、通算7アンダーの単独首位でホールアウトした。この時点で2位との差は3打となっている。

 この日はジャックラビットCをラウンドした。1番パー5で第3打をピン奥4メートルにつけてバーディー発進。その直後に単独首位に立っていたエーミー・オルソン(米国)がボギーとしたことで首位に並んだ。6番ではピン手前4・5のチャンスを沈めてバーディーとし、ここで単独首位に立つ。前半を1アンダー35で折り返すと、後半はさらに勢いが加速。安定感のあるショットを武器に、4つのバーディーを奪った。この日は悪天候の予報だったため、当初予定より1時間早くスタート。渋野は「本当に耐えて耐えに耐えまくるしかないと思っています」と話していた。その言葉通りに時折、雨風の影響を受ける難しいコンディションの1日となる中でスコアを4つ伸ばしてみせた。

 昨年8月のAIG全英女子オープンで日本人史上2人目となるメジャー制覇。しかし、メジャー覇者として迎えた今季はここまで海外メジャー3試合に出場も最高成績はANAインスピレーションでの51位だった。最も歴史のある女子のメジャーである全米女子オープンでの、メジャー二冠達成が視界に入ってきた。

 ▽全米女子オープン 1946年に第1回大会が開催された現存する女子最古のメジャーで、今年で第75回を迎える。日本勢の最高成績は87年にプレーオフの末に敗れた岡本綾子の2位。今年はテキサス州ヒューストンに位置するチャンピオンズGCが舞台。同コースでは69年に男子の全米オープンが開催されたが、今大会は初開催となる。予選はサイプレスクリークC(6731ヤード、パー71)とジャックラビットC(6558ヤード、パー71)の2コース、決勝はサイプレスクリークで行われる。

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