東洋大・宮下“4代目・山の神”に意欲 2年連続区間新へ「100%の力を」

[ 2020年12月12日 05:30 ]

東洋大・宮下隼人
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 来年1月2、3日の箱根駅伝で前回10位からの巻き返しを誓う東洋大が11日、オンライン会見し、前回の山上り5区で区間新をマークした宮下隼人(3年)が2年連続の区間新記録を宣言。「目標は昨年のタイムを更新すること。トップでたすきをもらえたら2位以下を1秒でも離したい」と“4代目・山の神”へ意欲を見せた。

 宮下が2年連続で5区区間賞を獲得すれば、東洋大としては09年から4年連続で5区区間賞を獲得した“2代目山の神”柏原竜二さん以来の快挙となる。富士河口湖高から柏原さんに憧れて鉄紺のたすきを選んだ“山の神候補”は「箱根といったら柏原さんの5区。前回は区間賞を獲ったが、あまり意識せずに100%の力を出し切りたい」と意気込みを語った。

 春先の緊急事態宣言下では山梨の実家に帰省。故郷の自然を生かし、トレイルランニングなどで5区の下地作りに打ち込んだ21歳は「4年生には凄くお世話になってきた。感謝の気持ちを持って走りで恩返ししたい」と言葉に力を込めた。 

 ◆宮下 隼人(みやした・はやと)1999年(平11)10月15日生まれ、山梨県富士吉田市出身の21歳。中学から本格的に陸上を始め、高校時代には全国大会経験はなかったが、適性を見いだされて東洋大にスカウトされた。20年全日本大学駅伝では8区区間4位。1万メートルの自己ベストは28分37秒36。1メートル74、60キロ。

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