丸山「強い気持ちで」阿部「豪快な一本を取りにいく」13日柔道五輪代表決定戦

[ 2020年12月10日 14:22 ]

柔道男子66キロ級の丸山(左)と阿部
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 今月13日に柔道の東京五輪男子66キロ級代表決定戦(東京・講道館)を控える丸山城志郎(27=ミキハウス)と阿部一二三(23=パーク24)が10日、全日本柔道連盟を通じてコメントを発表。3日後に控える日本柔道界史上初の大一番への思いを明かした。

 昨年の世界選手権覇者の丸山は、「今回の試合は皆様の注目をいただいていることを重々承知いたしております。また、コロナ禍で大変な思いをされている医療従事者のみなさまをはじめ、多くの方々がスポーツどころではない現状も理解しております。しかし、今自分にできることは、多くの方々への感謝の気持ちを忘れず戦うことだと思います。強い気持ちで戦う姿を皆様にお伝えできたらと思います」とコメント。新型コロナの第3波が日本全国を襲う中で試合ができることや、静かに闘志を燃やす様子を表現した。

 一方で17、18年世界選手権を2連覇している阿部は、「試合に向けて、しっかりと勝つ準備をしてきました。13日は、豪快な一本を取りにいく自分の柔道をして勝ちきり、オリンピック代表内定を必ず決めます」と短い言葉ながら、あふれ出さんばかりの闘志を表現。すでに五輪代表に内定している女子52キロ級の妹・詩(20=日体大)と、兄妹揃っての金メダル獲得に向けて、強い気持ちで代表権を獲得する構えだ。

 2人の過去の対戦成績は、丸山の4勝3敗。7試合中6試合が延長戦にもつれ込む熱戦となっており、13日も大熱戦になることが必至だ。

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2020年12月10日のニュース