村元哉中、高橋大輔組が公開練習「時間がない中で時間をかけて」 全日本選手権へ細部確認

[ 2020年12月10日 18:44 ]

練習を公開したフィギュアスケートアイスダンスの村元哉中、高橋大輔組
Photo By 代表撮影

 フィギュアスケート・アイスダンスの村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)が10日、今月13日にオープンする千葉県船橋市の通年型スケートリンク「三井不動産アイスパーク船橋」で公開練習を行った。11月のNHK杯でデビューを果たした2人が約90分、フリーダンス曲の「ラ・バヤデール」、リズムダンス曲の映画「マスク」の音楽を流しながらみっちり汗を流した。

 フリーダンスでは見せ場のコレオリフトを入念に確認。リズムダンスでは動画を撮影しながら、今季の課題であるフィンステップを特訓していた。ツイズルやステップなども2人でコミュニケーションを取りながら感触を確かめていた。振付師の宮本賢二氏からもアドバイスをもらい、高橋は「ツイズルのコースとか、つなぎの部分のステップを変えたので、確認してもらった」と説明した。

 米フロリダ州を拠点とするが、全日本選手権までは国内で調整する。そのため、マリナ・ズエワ・コーチからは毎日リモートでつなぎながら指導を受ける。「2人で話し合いながら、細かい部分を時間がない中で時間をかけてやっている」と村元。全日本選手権に向けては「全日本ではセーブというか安全にいかず、ミスしてもいいくらいの思い切りの演技をできたら」と意気込み、高橋も「テクニカルな部分はまだまだ時間が必要なので今すぐ結果を出すことでなく、(観客に)伝わるような演技ができれば」と前向きに語った。

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2020年12月10日のニュース