大関・朝乃山「そこまで落ちてない」 右肩負傷後初めて相撲、幕下力士に9勝1敗

[ 2020年12月10日 14:02 ]

朝乃山
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 右肩の負傷で11月場所を途中休場した大関・朝乃山(26=高砂部屋)が10日、東京都墨田区の高砂部屋で負傷後初めて相撲を取る稽古を行った。幕下力士4人と計10番取って9勝1敗。稽古後の代表取材に「番数は少ないが、肩とか、足の運び、形とかを確認しながらやった。終わった感触は、そこまで落ちてない」と話した。

 「肩をケガしたときの痛み、恐怖が脳にロックされている。どうなるかなと思った」と不安を抱えながらの稽古だったが「攻めを急がず、確認しながら。出られるところは出たり、残るところは残って、引きつけは引きつけて」と一つ一つの動作を確認しながら取り終えた。立ち合いは右肩、右胸から当たり、幾分痛みがあったという。「ちょっと気になった。激痛ではない。ピリッと。慣れないといけない」と説明した。今後も部屋で相撲を取る稽古を続け、18日からの合同稽古に備える。

 他の力士が四股を踏んでいる間には、「丸い体勢を保てるように」と首回りに17キロの重りを巻き、両腕には40~40キロのサンドバッグを持ってすり足を行った。差しに行った時にのけ反ってしまう癖を矯正するためだという。「自分の悪い癖で反り腰になる。押し相撲に、前までは伸びて持っていかれた。今は少なくなっているが、丸くした方が自分の体重をかけられる。前に攻められる」と前傾姿勢の相撲を心掛けている。

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2020年12月10日のニュース