五郎丸の“あのポーズ”、モデルはイングランドの英雄ウィルキンソン

[ 2020年12月10日 05:30 ]

ラグビー15年W杯代表、五郎丸歩 TL新シーズン限りで引退

五郎丸が憧れたウィルキンソン
Photo By ゲッティ=共同

 15年の新語・流行語大賞にノミネートされ、現在は静岡・エコパスタジアムに設置されている像にもなった「五郎丸ポーズ」。マイナーチェンジを繰り返しながらも、顔の前で両手を合わせて拝むようなポーズは、W杯中から全国の小学生たちがまねるほどの一大ムーブメントとなった。

 五郎丸がポーズの参考にしたのが03年W杯でイングランドを初優勝に導いたSOジョニー・ウィルキンソン。利き足に左右の違いはあるが、胸の前で両手を合わせるようにする構えから歴代最多のW杯通算277得点(トライを含む)を稼いだ。翌04年に初来日。早大でラグビー教室を開いた際、その一挙手一投足に注目していたのが当時1年生だった五郎丸。改良を重ね、そのルーティンが自らの代名詞になるほど、なくてはならないものになった。

 その後、日本代表ではメンタルコーチを務めた荒木香織氏との共同作業で、構え以外の動作を含めて新たなルーティンを確立。W杯では日本代表の1大会歴代最多となる58得点(1トライを含む)を稼ぎ出した。

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