三原舞依が全日本へ決意「ふわっと涙が出た。感動を与えられるスポーツだなと」

[ 2020年12月10日 13:19 ]

三原舞依
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 フィギュアスケートの三原舞依(21=シスメックス)が10日、25日開幕の全日本選手権(長野市・ビッグハット)に向けて練習を公開した。曲をかけた滑りでは、ショートプログラムはノーミス。フリーは、3回転サルコーと、2回転半ジャンプ―3回転トーループの着氷が乱れた。

 昨季は体調不良でシーズンを休養した。全日本選手権はテレビ観戦し、競技者として心に来るものがあったという。

 「かおちゃん(坂本)がいた最終グループを見て、ふわっと涙が出てきた。感動を与えられるスポーツだなと、改めて思った。(涙の理由の)1番は出られない悔しさ。いちファンとして観戦して、1人1人の演技への思いなどに触れて感動をした」

 復帰後もしばらくは質量ともに制限をかけた練習を続けてきたものの、中野園子コーチによると、11月頃から「普通の競技者」のトレーニングができているという。「筋力、体力はまだ戻っていないけど、前からそれはない。そこは持ち味じゃない」と柔らかいスケート技術を持つ教え子に期待をかけた。

 11月のNHK杯は4位。体調不良を乗り越えて再びリンクに戻ってきた三原は、「(体力面は)だいぶ戻ってきた」と少しずつ手応えをつかんでいる。今年は自分が感動を与える番だ。

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2020年12月10日のニュース