クレルモン松島「安心して見ていられた」盟友・井上尚弥のラスベガスデビューに刺激

[ 2020年11月3日 22:30 ]

クレルモンの松島(AP)
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 ラグビーのフランス1部クレルモンでプレーする日本代表のFB/WTB松島幸太朗(27)が3日、日本メディアの合同オンライン取材に応じ、以前から親交があるプロボクシング井上尚弥(27=大橋)のラスベガスデビュー戦について「全部見ました。やっぱりKO勝ちで有言実行した。自信があるような感じで試合に臨んでいたし、見ているこっちも安心して見ていられた」と語った。

 井上の試合は先月31日に行われたが、米ラスベガスとフランスには9時間の時差がある。ちょうどその日、松島は自身初のアウェー戦となるブリーブ戦に先発フル出場。その日のうちにチームバスに2、3時間揺られて帰宅したという。開始ゴングはフランス時間で翌1日午前4時ごろ。一度睡眠を取るか、そのまま起きているか迷ったそうだが「(自分の)試合の後なので(興奮状態で)結局寝られなかった」と、睡眠を取らずにテレビ観戦したこと明かした。

 6回に最初のダウンを奪い、7回終盤に強烈な右カウンターでKO勝利した井上。松島は同じアスリートとして「(見ている人間に)安心感を与える強さがあるなと思った」と刺激も受けた様子。今年の代表戦がなくなった日本では、来年1月までトップリーグも開幕しないだけに「自分がいいプレーをして(日本で)話題になるように、出られる試合に極力出て活躍したい」と自身のパフォーマンスで日本のラグビー界を盛り上げることを誓った。

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2020年11月3日のニュース