宮崎大輔選手を釈放　暴行容疑で逮捕、送検「世間を騒がせてしまい、反省している」

釈放され、頭を下げる宮崎大輔選手＝3日午後8時25分、名古屋・中署
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　知人女性への暴行容疑で逮捕、送検されたハンドボール元日本代表の宮崎大輔選手（39）が3日夜、釈放された。捜査関係者によると、名古屋地検が勾留請求しなかった。女性が被害届を提出せず、証拠隠滅や逃亡の恐れもないことから、勾留の必要はないと判断したとみられる。今後は任意で捜査を続ける。

　宮崎選手は午後8時半ごろ、留置されていた愛知県警中署の正面玄関からスーツ姿で現れ「世間を騒がせてしまい、反省している。申し訳ありませんでした」と謝罪。報道陣の問い掛けに答えず迎えの車に乗り込んだ。

　捜査関係者と弁護人によると、2日に名古屋市内のホテルで女性の髪を引っ張るなどした疑いがあるとして、同日に逮捕された。1日夜に女性や姉ら4人で食事しており、事件時は酒に酔っていたとみられる。「女性と財布の奪い合いになり、もみ合いになったが、髪は引っ張っていない」と容疑を否認している。3日午前に送検された。

　宮崎選手は大分県出身で、日本リーグの大崎電気で活躍した後、スペイン1部リーグのアルコベンダスでプレー。昨年4月に大崎電気を退団し、母校の日体大に再入学した。日体大の具志堅幸司学長は3日、「事実を確認した上で厳正に対処する」とのコメントをホームページに掲載した。