クレルモン松島「疲れは上半身に」フランスラグビーの激しさ実感

[ 2020年11月3日 21:26 ]

クレルモンの松島(AP)
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 ラグビーのフランス1部クレルモンで9月に開幕した今シーズンからプレーする日本代表のFB/WTB松島幸太朗(27)が3日、日本メディアの合同オンライン取材に応じ、ここまで出場した5試合を振り返り「(チームメートと)コミュニケーションも連係も取れているので、試合中の不安はない。(前々節で)トライも取れて、いい方向に向かっていると思う」と手応えを語った。

 9月の開幕戦で右内転筋を痛めた松島だが、最近3試合は先発フル出場を果たし、チームも勝利。「やっと全ての環境に慣れて、この2、3試合は練習も試合も(うまく)できている」と話した。仏移籍にあたって約5キロ増量したというフィジカル面についても「やっと慣れてきたという感じ。練習でも走れている感覚があるし、試合でも最初は疲れたが、最近は慣れた」とフィットしてきている様子を明かした。

 日本とフランスのラグビーの違いも実感。「(日本の)トップリーグの時は(疲れが)足に来ていた」というが、「今は上半身だったり、コンタクトしているところに筋肉疲労がある」と証言。フィジカリティーなプレースタイルで知られるフランスリーグを、身をもって体感しているようだった。また、1人1人の選手についても「みんながしっかり判断をしている」と質の高さを感じている様子だった。

 新型コロナウイルスの影響で各チームの消化試合数が異なるものの、クレルモンは現在5勝1敗、総勝ち点23で首位を走る。「状況はいい。これから強いチームとやることが多くなるので、そこで自分たちがどうやっていけるかがポイントになる」とシーズン中盤への展望を語った。

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2020年11月3日のニュース