青学大 失意の4位…アンカー吉田まさかの失速 原監督「原因は私自身の采配」

[ 2020年11月2日 05:30 ]

全日本大学駅伝 ( 2020年11月1日    愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮の8区間106・8キロ、スタート時の天候=晴れ、湿度67%、北の風2・1メートル )

青学大・吉田
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 青学大はまさかの4位に沈んだ。原晋監督(53)は「コロナに負けるな大作戦」を掲げ「相手は駒大や東海ではなくコロナ」としていたが、両校に及ばない結果に「原因は私自身の采配にある」と淡々と振り返った。

 指揮官の「凸凹駅伝」の言葉通り、要所の明暗が結果を左右した。序盤の出遅れから3区で順位を8つ上げた中村唯翔(2年)、5区で区間新記録のルーキー佐藤一世の3大駅伝デビュー組が奮闘した一方で、6区の1年生はブレーキ。7区の主将・神林勇太(4年)が再びトップに立つ力走を見せたが、各校のエースが集結した最終8区で吉田圭太(同)は40秒のリードを守り切れなかった。

 区間11位だった吉田は「僕のふがいない走りで優勝争いができなかった」とガックリ。神林も「エース(吉田)頼みの弱さが出た。キャプテンとして悔やんでいる」と自身を責めたが、下級生の成長を強調し「吉田に任せきりじゃなくて楽にさせてあげられるようにチームをつくりたい」と箱根へ切り替えた。

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