スティーラーズが開幕7連勝 ドルフィンズでは新人QBのタンゴバイローアが初先発

[ 2020年11月2日 13:05 ]

チームを引っ張ったスティーラーズのQBロスリスバーガー(AP)
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 NFLは1日に第8週2日目12試合を行い、AFC北地区で首位を走るスティーラーズは敵地ボルティモア(メリーランド州)で同2位のレイブンズに28―24(前半7―17)で競り勝ち、スーパーボウルを制した1978年シーズン以来、42年ぶりの開幕7連勝。リーグ唯一の“不敗”を堅持した。

 QBベン・ロスリスバーガー(38)は21―24で迎えた第4Qの7分31秒、WRチェイス・クレイプール(22)に8ヤードのTDパスを通してこれが決勝点。残り2分でレイブンズはスティーラーズ陣内8ヤード地点まで攻め込んだが、第4ダウン残り3ヤードという状況の中でのギャンブルプレーでランに出たQBラマー・ジャクソン(23)が、この日2度目のファンブルを犯して勝機を逃した。

 ジャクソンはパスで208ヤード&2TD、ランで65ヤード(キャリー16回)をマークしたものの、インターセプトも2回犯し、4回のサックを浴びるなど最後までスティーラーズの守備陣に苦しめられた。

 ドラフト全体5番目に指名されたドルフィンズの新人QBテュア・タンゴバイローア(22=アラバマ大出身)は地元マイアミ(フロリダ州)で行われたラムズ戦でNFL初先発。試合開始から2プレー目でいきなりサックされてファンブルを犯し、パス成績は22回中12回の成功で93ヤード(1TD)といまひとつだったが、チームは28―17(前半28―10)で勝利を収めて3連勝を飾った。

 一方、ドラフト全体トップで指名されたベンガルズのQBジョー・バーロウ(23=ルイジアナ州立大出身)は地元シンシナティ(オハイオ州)で行われたタイタンズ戦で249ヤードと2TDをマーク。31―20(前半17―7)での勝利に貢献し、デビューから8戦目で2勝目(1分け5敗)を挙げた。

 昨季のスーパーボウルを制したチーフスは地元カンザスシティー(ミズーリ州)でジェッツを35―9(前半21―9)で退けて7勝1敗。スーパーボウルでMVPとなったQBパトリック・マホームズ(25)はパスで416ヤードと5TD(どちらも今季自己最多)を稼ぎ、アンディー・リード監督(62)はカーリー・ランボー(元パッカーズ)に並ぶ歴代5位の229勝目(ポストシーズンを含む)を挙げた。

 <1日の結果>

*ビルズ(6勝2敗)24―21ペイトリオッツ(2勝5敗)
*ベンガルズ(2勝1分け5敗)31―20タイタンズ(5勝2敗)
レイダース(4勝3敗)16―6*ブラウンズ(5勝3敗)
コルツ(5勝2敗)41―21*ライオンズ(3勝4敗)
バイキングス(2勝5敗)28―22*パッカーズ(5勝2敗)
*チーフス(7勝1敗)35―9ジェッツ(8敗)
*ドルフィンズ(4勝3敗)28―17ラムズ(5勝3敗)
スティーラーズ(7勝)28―24*レイブンズ(5勝2敗)
*ブロンコス(3勝4敗)31―30チャージャーズ(2勝5敗)
セインツ(5勝2敗)26―23(延長)*ベアーズ(5勝3敗)
*シーホークス(6勝1敗)37―27 49ers(4勝4敗)
*イーグルス(3勝1分け4敗)23―9カウボーイズ(2勝6敗)

 *はホームチーム

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