石川遼 今年5戦目米ツアーで優勝争いに意欲「バーディー合戦になると思う」

[ 2020年10月23日 05:30 ]

米男子ゴルフ ZOZOチャンピオンシップ開幕

練習ラウンドで調整する石川遼
Photo By 共同

 米男子ゴルフのZOZOチャンピオンシップは22日(日本時間23日未明)、カリフォルニア州のシャーウッドCC(7073ヤード、パー72)で開幕する。千葉県の習志野CCで開催された前年に続いて2年連続出場となる石川遼(29=CASIO)が21日、公式会見に臨みハイスコアの優勝争いになることを予想。米ツアー今年5戦目の経験を生かしたマネジメントを駆使し、バーディー合戦に加わる覚悟だ。今大会には日本勢8人が出場する。

 ボールを打ちながら18ホール。そして、ボールを打たずに歩いて18ホール。開幕前の3日間で初開催のシャーウッドCCの入念なチェックを終えた石川は、具体的な戦略を口にした。

 「距離は短い方でかなりバーディー合戦になると思う。しっかりマネジメントをして、2~3アンダーを4日間続けられたら」

 今大会は7073ヤードのパー72と、米ツアーの中では短いコースセッティング。伸ばし合いが予想される中、石川は「距離的に届くパー5が多いのでわなや誘惑がある」と分析した。5ホールのパー5のうち「1日半分は(バーディーを)取りたい」。ホールごとにメリハリをつけた攻めで、スコアを伸ばしていくプランを描く。

 今季から田中剛コーチと契約を結び、スイング改造に加えてコースマネジメントに重点を置いて取り組んできた。前週の日本オープンで今季最高の3位に入った。「一歩ずつ、着実に前に進むことはできている」と手応えをつかみつつある。

 今年5戦目となる米ツアー参戦。「また自分が上達すればPGAツアーに戻って来られると思っている。ここでまた、ツアーメンバーとしてプレーしたい」と世界最高峰の舞台への思いを口にした。現時点では、今大会が今年予定している最後の米ツアー。ここまでの経験も生かして上位争いに、そして、優勝争いに加わる。

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